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Text File
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1993-04-05
|
7KB
|
221 lines
X68000 Ko-Window TC フォントマネージャー
TC_WIN24.win version 1.40
1993 4/5 小笠原博之
SPS-NET: SPS0783 COR.
Ko-Window 上で、h12fon/hfont/TC/IOCS.X 等のフォントを編集するためのウィン
ドウ TC_WIN の 24dot 版です。h12fon.r/hfont.r 等で使用できます。全角文字フォ
ントに対応。漢字も編集できるので、h12fon.r 等で組み込めば ROM フォントを全部
入れ替えることができます。もちろん外字とのやりとりも USK_WIN が使えます。実際
のフォントの編集は FONTED3.win の 24dot 版 FED3_24.win で行ないます。
もちろん複数の TC_WIN24.win , FED3_24.win , USK_WIN.win , CODE.win などなど
データ転送は自由自在です。
関連ツール: FED3_24.win, USK_WIN.win, CODE.win, h12fon.r, make12.x, 他
●起動方法
tc_win24 [<switch>] [フォントファイル名]
TC_WIN24.win を実行すると、ウィンドウが開きます。起動時にフォントファイル名
を指定すると、そのデータを読み込みます。
フォントファイルは、起動後に KF.win 等を使って与えることもできます。また、
SPOPUP.win 等の paste 機能を使ってフォントファイルを読み込ませることも可能で
す。
(Command.win 等からファイル名を paste する。paste を使う場合は、ウィンドウ上
のタイトルバーで、POPUP メニューを開いて下さい。)
フォントファイルの拡張子を省略した場合は「.fon」と見なします。
全漢字のフォント編集を行なう場合は、必ず
tc_win24 -g -m700K
とスイッチを指定して下さい。
●起動時のスイッチ
スイッチはどの順に並んでいてもかまいません。スイッチの大文字小文字は区別す
るので、小文字で書いて下さい。
-x<num> 起動時のウィンドウ表示X座標
-y<num> 起動時のウィンドウ表示Y座標
-h<num> 起動時のウィンドウ横サイズ
-v<num> 起動時のウィンドウ縦サイズ
-g 漢字全部を扱うモードにします(これがないと非漢字領域
までになる)ちなみに、24dot 全部のフォントファイルは
648480 byte の大きさになります。
-m<size>k ヒープ領域を指定します。-g をつける時は、必ず -m700K
と指定して下さい。
●終了方法&ファイルの書き込み
クローズボックスをクリックすると、ウィンドウを閉じて終了します。もしフォン
トの編集を行なっていて、ファイルに書き込んでいない場合は、ファイルをセーブす
るか聞いてきます。
終了せずにファイルの書き出しだけを行なう場合は、[書込]をクリックして下さい。
(他のウィンドウでディレクトリを変更してしまう場合も考えられるので、書き込む
場合はカレントディレクトリに注意して下さい。)
●書き込むフォントの選択
ファイルに書き込む場合は、4種類(-g スイッチがなければ3種類)のフォーマッ
トが選べます。[選択]をクリックするとポップアップメニューが表示されるので選
択して下さい。
・メニュー
┌────────────┐
|デフォルト:????? | 現在設定されているセーブ形式が表示されます。
|(1)半角ASCIIのみ(00~7F)| 半角の英数字、記号だけでカナは含みません。
|(2)半角文字全部 (00~FF)| カナを含めて半角も時全部をセーブします。
|(3)半角全部+全角非漢字 | 半角全部と全角の非漢字をセーブします。
|(4)半角&全角全フォント | 半角全部と全角の全フォント
└────────────┘
この4種類でセーブしたファイルは、そのまま h12fon で使うことができます。
●ファイル名の変更
[名前]をクリックすると入力用のウィンドウが開き、新しい名前を入力すること
ができます。空リターンでは名前を変更しません。
● FED3_24.win 等、他のウィンドウへの通信
・FED3_24.win へコピー ( TC_WIN24 => FED3_24 )
ウィンドウ上部の、モードスイッチを[解除]の位置にして下さい。マウスの左ボ
タンを押して直接フォントを掴み、そのまま FED3_24.win まで運び、マウスボタン
を離して下さい。
・FED3_24.win から編集したフォントを持って来る ( FED3_24 => TC_WIN24 )
FED3_24.win 右下の [SEND] または欄外で左ボタンを押して下さい。そのまま
TC_WIN24.win まで持ってきて、好きなところで左ボタンを離します。離した位置に
フォントが置かれます。この場合、ウィンドウ上部のモードスイッチはどの位置でも
かまいません。ただし、[合成]になっている場合は、すでにあるフォントに重ね合
わせます。
・USK_WIN.win へ直接フォントをコピー ( TC_WIN24 => USK_WIN )
USK_WIN.win を[交換][複写][合成]のどれかのモードにします。コピーする
位置をマークしたあと、TC_WIN24.win でフォントを掴んで USK_WIN.win まで運びま
す。
・USK_WIN.win から直接フォントを運ぶ ( USK_WIN => TC_WIN24 )
USK_WIN.win のモードを[取消]の位置にします。USK_WIN.win でフォントを掴み、
TC_WIN24.win まで運びます。
・CODE.win から直接フォントを運ぶ ( CODE => TC_WIN24 )
CODE.win を -f24 スイッチをつけて起動します。左下の表されている文字の上から
左ドラッグで TC_WIN24 に運びます。これによって、ROM フォントを簡単に参照する
ことができます。
※直接 FED3_24.win と USK_WIN.win で通信を行なうこともできます。
●フォントを直接消去する
ウィンドウ左上のモードスイッチを[消去]の位置にします。この状態で左クリッ
クしたフォントはクリアされます。便利ですがちょっと危険なモードでもあるので、
使用に当たっては十分注意して下さい。(使用後は常に[解除]の位置にしておくの
が望ましい)
●フォントの交換、複写、合成
[交換][複写][合成]のモードでは、フォントの上で左クリックするとマークを
付けることができます。別の位置でまた左クリックすると、マークした位置のフォン
トとクリックした位置のフォントが交換、またはマークした位置のフォントをコピー、
マークした位置のフォントを合成、することができます。マークは右ボタンで解除で
す。
●フォントの連続複写、連続合成
[交換][複写][合成]のモードでフォントの操作を行なう場合、[OPT.1] キーを
押しながら左クリックすると、マークが消えません。そのまま連続して作業をするこ
とができます。
●フォントの情報表示
文字フォントの上でマウスの右ボタンを押す、またはスペースバーを押すことによっ
て、そのフォントの文字コードとファイル名を表示させることができます。
半角文字の場合は 00~FF のアスキーコードですが、全角文字の場合は、左からシ
フトJIS、JISコード、区点コードの表示になります。
●キーボード操作
[F6]~[F10] [解除],[消去],[交換],[複写],[合成] のモードを選択します
[CTRL]+[S] ファイルに書き出します ([書込]と同じ)
[CTRL]+[N] ファイル名の変更 ([名前]と同じ)
[SPACE] フォントの情報表示 (右クリックと同じ)
●メッセージ送信
メッセージウィンド髫に表示されている文字列は、その上から左ドラッグすると他
のウィンドウに転送できます。
●注意点
00~FF の半角領域にも全角分の編集スペースがありますが、ファイルに書き込まれ
るのは半角分のデータだけ(左側)です。
関連ツールは必ず最新のものを使用して下さい。
●最後に
このプログラムの配布は自由です。転載する場合も特に作者へ連絡する必要はあり
ません。
--
小笠原博之 <oga@dgw.yz.yamagata-u.ac.jp>
SPS-NET: SPS0783 COR. / DenDen-NET: DEN0006 COR.